海外裁判所見学記

2014年11月19日 水曜日

フランス共和国 パリの商業裁判所(2008年)

平成20年8月、パリの商業裁判所を見学しました。商業裁判所の見学は、流石に、自分で交渉して段取りを付けるというのは無理なので、ガイドの方のお世話になりました。

場所は、マリー・アントワーネットも幽閉されていたコンシェルジュリーと道路をはさんだ向かい側の建物。何の変哲もないビルです。私たちは、裁判所とは分かりませんでした。

ここで、商業に関する事件、会社の破産、労働事件などが 審理されるそうです。商業に関する事件は、商人が一番実情を知っているのだから、商人を裁判官として裁かせるのだそうです。いかにも、近代合理主義の産物という感じではありませんか。

私が、建物を見学した際は、夏休みの期間なのか、閑散としていましたが、部屋の様子はよく分かりました。私は、1階と2階を回ってみましたが、各階に、ちょうど、家庭裁判所の調停室のような部屋、それほど広くなく、机とイスしかない殺風景な部屋が横一列にいくつも並んでいました。そう言っても、日本の裁判所も同じようなものです。

その部屋の前にはベンチがあり、そこで、当事者が裁判官と会う順番を待つのだそうです。私が建物から外にでるときに、ちょうど、厳しい顔つきの女性裁判官が入り口のところにいらっしゃいました。しかし、それも、ガイドの方から教えられて分かったことでした。

裁判所の近くには、カフェがあります。ガイドの方の話では、9月になると、カフェで、裁判の準備や当事者との打ち合わせをする黒いマフラーをした弁護士の姿をよく見かけるとのことでした。見ることができず残念でした。

投稿者 ソフィア法律事務所